こんにちは!行政書士の横山です。

小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>の第2回締切が7月7日(水)となっております。直前の申請はサイトが大変重くなる可能性があります。余裕を持って申請をしましょう。

今回は低感染リスク型ビジネス枠について、申請前にもう一度確認していただきたいことの要点を説明していきます。

<目次>

1.低感染リスク型ビジネス枠とは

2.最終チェックポイント

3.まとめ

1.低感染リスク型ビジネス枠とは

【事業概要】

小規模事業者が経営計画及び補助事業計画を作成して取り組む、感染拡大防止のための対人接触機会の減少と事業継続を両立させるポストコロナを踏まえた新たなビジネスやサービス、生産プロセスの導入等に関する取り組みを支援する者

【補助額】

補助上限:100万円  補助率:3/4

※感染防止対策費については、補助金総額の1/4(最大25万円)を上限に補助対象経費に計上することが可能。緊急事態措置に伴う特別措置を適用する事業者の特例あり。

【公募期間】

公募は通年で行っている。

第2回:7月7日(水) 第3回:9月8日(水) 第4回:11月10日(水)

第5回:2022年1月12日(水) 第6回:2022年3月9日(水)

【申請方法】

Jグランツのみでの受付。

【対象経費】

①機械装置等費 ②広報費 ③展示会等出展費(オンラインによる展示会等に限る) ④開発費

⑤資料等購入費 ⑥雑役務費 ⑦借料 ⑧専門家謝金 ⑨設備処分費 ⑩委託費 ⑪外注費 ⑫感染防止対策費

※感染防止対策費のみを対象経費にはできない

【その他注意点】

・1件あたり100万超(税込)を要するものについては2社以上から見積もりをとり、安価な発注先を選ぶこと。

・中古品の購入については金額に関わらずすべて2社以上からの相見積もりが必須となる。

・Gビズでの申請のみ受付。暫定GビズIDプライムアカウントでも申請できるが、交付決定までに通常のGビズIDプライムアカウントを取得する必要あり。

【申請に必要な書類】

(1)経営計画及び補助事業計画(様式1)

(2)代表者自身が自署した宣誓・同意書(様式2-1)

<個人事業主の場合>

(3)税務署の収受日付印のある直近の確定申告書

※e-taxにより申告した場合はメール詳細(受信通知)を印刷したもの

※決算期を一度も迎えていない場合、開業届

※収支内訳書がない場合は貸借対照表および損益計算書を作成し、提出

<任意>

(4)支援機関確認書

※この他に加点項目に関する書類もあり(詳細は公募要領を参照)

2.最終チェックポイント

(1)経営計画及び補助事業計画について

・最大5枚まで

・ファイル形式はワードまたはPDF

・フォントは日本語「MS明朝」英数字「Century」 文字サイズは11p

・ファイル名は「【事業者名】補助事業名」

・Jグランツの情報と一致させること

(2)宣誓・同意書について

・緊急事態宣言加点を活用するかしないかによって様式が2-1か2-2か変わる

・日付はJグランツで申請する日付

(3)決算関係書類

・書類が揃っていなかったり、提出する書類が異なっていたりしたら不備となる

・書類が不鮮明であっても不備となる

(4)添付書類について

・パスワードが設定していないか

・ファイルが破損していないか

・添付ファイルが不鮮明、不完全でないか

・正しい書類を所定の場所に添付しているか

3.まとめ

今回の小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>について公募要領の中で特に強調されていると感じたのは、書類の不備 です。所々に、書類の不備は不採択、不鮮明なもの、不明瞭なものもだめです! というメッセージが読み取れます。個人事業主であるか、法人であるか、加点を適用するかしないか、によって必要書類が変わってきますので、挑戦される事業者の皆様は申請前に今一度お確かめください。